学生フォーミュラ日本大会2024フォトコンテスト結果発表
総 評
審査員 遠藤 樹弥 様
今年の会場となったAichi Sky Expoはエコパよりも観戦できる範囲が狭くなりました。元学生フォーミュラ参加者としては、是非ともエコパと同等程度の観戦エリアを設定していただき、学生の皆さんが車両の動きをよくみて、学ぶ機会を作って頂きたいと思っています。また路面がかまぼこ形状となったことでドライバー、チームの皆さんも苦労されたのではないでしょうか。そして、カメラマンのみなさまも手を焼いたのではないでしょうか? 全車各々のコンセプトにしたがって作られたマシンですから、コーナーへの侵入速度、ロール量等々全てが違う訳です。さらに路面が平坦ではないことを考えるとなかなかマシンの動きが読みづらかったです。 ただ会場の雰囲気はエコパよりも良かったのでないでしょうか?撮り方次第では海+マシンの写真が撮れて、(立ち入りが許可された大会スタッフやチームメンバーの方のみになってしまいますが)飛行機+マシンが撮れる箇所があるなど、バリエーションが多く、「こんなのが撮れるのか」と思った作品も多かったです。 ただ、「メディアが撮れない写真」というのが少なかったように感じます。 どうしても、走行写真が多くなるのは分かりますし、観戦(撮影)エリアが狭くなったので仕方ないのですが、似たような写真が多かったように感じました。 その中でも、最優秀賞、優秀賞作品はどちらもAichi Sky Expoで開催されたことを示し、学生の心情を表してかつ、メディアが中々撮れない、いい作品なので選出させて頂きました。 まだまだ撮り慣れていない(見慣れていない)Aichi Sky Expoで走る学生フォーミュラの写真が来年増えることを楽しみにしております。
1988年生まれ。大学在学中に学生フォーミュラに参加し、卒業後は自動車業界を経験。現在はモータースポーツを主軸とする技術ジャーナリストとして活動する。学生フォーミュラを起点に、競技車両の設計思想や製造の現場、競技を支えるエンジニアの思考を取材・執筆。技術と競技のあいだにある「それを作る人たちの思考」に関心を持ち、現在は国内外のレース車両開発や人へと取材領域を広げている。





