学生フォーミュラ2021|エコパ合同テスト#4 PMセッション
AMセッション終わりには多くのチームがチェック走行を終えたこともあり、PMセッションでは開音が聞こえた。(EVも無音という訳ではなくキュイーンと音を立てて加速していく
目立ったのは名工と阪大。いずれも“ルーキードライバー”を乗せての走行で、時にはハーフスピンしながら果敢に攻める。どちらもスキール音はフロントから。巻くというよりフロントが止まらない印象。名工は午前の最後に入れたNewを午後も継続、阪大は素性不明だが朝一確認した限りでは午前からUsedを継続していた様子。
EVの名古屋はトラブル対応からかフロントの配線を切って後輪駆動での走行。ピットでジャッキアップ&ダウンを見る限りほとんどストロークしないリアだが、最終コーナー立ち上がりでは少し重さを感じる動き。豊橋は手の込んだエアロで、名工同様にノーズウイングを採用する。名工がカウルにボルトオンするのに対してこちらはモノコックから直接生えてるいるように見えた。サイドのアンダーパネルの裏、前側にはセパレータが設けられている。そのせいか走行の中でチリチリと路面干渉する場面が頻発、途中オレンジボールが出させる一幕もあった。
公式記録会、駆動系トラブルで走行できなかった岐阜大学はこの1ヶ月トラブル対応、チェック走行を繰り返し今年仕様ではなく過去の部品に交換した暫定対策でマシンを持ち込む。オートクロススタートするがS字1個目あたりでストップし、午後も走行出来ずテストを終えた模様。
工学院と富山はそれぞれブレーキトラブル、電装系トラブルが発生したいたようだがなんとか対応してマシンをコースに送り出していた。静岡大学はエンジン始動に苦労し、バッテリー交換充電をトライしてブレーキテスト通過するが、コース上でストップ。回収された後、再度コースインして走行出来たようだ。
公式記録会、合同テストを終えて今シーズンも無事終了といったところだが、早速12月にあるチームが2022年仕様のプライベートテストを計画しているとの噂も。学生フォーミュラは本当に休み知らずで忙しい。
1988年生まれ。大学在学中に学生フォーミュラに参加し、卒業後は自動車業界を経験。現在はモータースポーツを主軸とする技術ジャーナリストとして活動する。学生フォーミュラを起点に、競技車両の設計思想や製造の現場、競技を支えるエンジニアの思考を取材・執筆。技術と競技のあいだにある「それを作る人たちの思考」に関心を持ち、現在は国内外のレース車両開発や人へと取材領域を広げている。















