学生フォーミュラ2021 大阪工業大学|走らせてなんぼ。
大きく変わったマシンについてドライバーは「エンジンの伸びがなくなったがマシン自体軽くなって乗りやすくなった。特に低速コーナーでそれを感じる。」「タイヤの違いはそこまで感じていない。ただステアリングを大きくきるとグリップが抜けるところがある。」「率直に速さは感じる、これまでオートクロス1’01秒台だったが、1’00秒台には乗れるポテンシャルを感じる。」と総じて好印象なようだ。
この4日間のテストではエンジン適合を進めている様子で、エンジンが本調子ではないもののドライバーのコメント通り動きは軽く、ウェットでも比較的上手く曲る方向になっている印象だ。サスペンションについても「バネをハード方向で細かく調整を進めている。ハード方向の方が印象は良い。」と、この日はリアのバネを変えて効果確認をしていた様子。それ以外にもウェットからドライに変わるコンディションの中キャンバーの効果も見ていたようだ。「明日も雨が予想されるのでウェットタイヤのチェックと晴れたところでNEWスリックタイヤに変えてNEWのグリップを確認したい。」とのこと。
動的中止を受けてマシン、チームの今後についても聞いてみたが「まだ決まってない。このテストを終えてからミーティングでどうするか決めていきたい。」「代替イベントがある予定なのでそれを次の目標にして動いていきたい。」とまだマシンの取り扱い、チームの世代交代など未定とのこと。今は代替イベントの開催を願うばかりか。
1988年生まれ。大学在学中に学生フォーミュラに参加し、卒業後は自動車業界を経験。現在はモータースポーツを主軸とする技術ジャーナリストとして活動する。学生フォーミュラを起点に、競技車両の設計思想や製造の現場、競技を支えるエンジニアの思考を取材・執筆。技術と競技のあいだにある「それを作る人たちの思考」に関心を持ち、現在は国内外のレース車両開発や人へと取材領域を広げている。








