小型簡易風洞と空力開発フローの補完【富士エアロパフォーマンスセンター】

1月26日(木)静岡県は沼津にて日本風洞試験が手掛ける簡易風洞施設『富士エアロパフォーマンスセンター』の開所式が行われた。本センターは『風洞の民主化』をスローガンに掲げて一般ユーザーでも利用できるように作られたもの。

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 センター内の装置は自動車用に限らず、自転車用、ドローン用と多岐にわたる。特徴は70cm四方のキューブ状簡易風洞ユニットを組み合わせて使うところにあり、用途の幅を広げる鍵となっている。この簡易風洞ユニット、モーター以外は自社開発とのこと。比較的小さな筐体から均一な風を排出させるため、内部には最短距離での整流を実現する様々な工夫が凝らされている。

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 センターでは自動車用にこれを12ユニット使用。大和製衡製の天秤と組み合わせて小型簡易風洞システムが完成する。実際に使用する時には装置の側に建てられたコントロールブースからリアルタイムにデータを見ることも可能だ。

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 簡易風洞ユニットを制御するコントロールユニットやデータロガーも自社開発されていて、このあたりは複数のファンを同時に使用することの難しさと、一般ユーザー向けを想定したコストダウン、両方に対する努力が見られるところだ。

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