学生フォーミュラ2023 富士エアロパフォーマンスセンター|小型簡易風洞と空力開発フローの補完
1月26日(木)静岡県は沼津にて日本風洞試験が手掛ける簡易風洞施設『富士エアロパフォーマンスセンター』の開所式が行われた。本センターは『風洞の民主化』をスローガンに掲げて一般ユーザーでも利用できるように作られたもの。
センター内の装置は自動車用に限らず、自転車用、ドローン用と多岐にわたる。特徴は70cm四方のキューブ状簡易風洞ユニットを組み合わせて使うところにあり、用途の幅を広げる鍵となっている。この簡易風洞ユニット、モーター以外は自社開発とのこと。比較的小さな筐体から均一な風を排出させるため、内部には最短距離での整流を実現する様々な工夫が凝らされている。

センターでは自動車用にこれを12ユニット使用。大和製衡製の天秤と組み合わせて小型簡易風洞システムが完成する。実際に使用する時には装置の側に建てられたコントロールブースからリアルタイムにデータを見ることも可能だ。
簡易風洞ユニットを制御するコントロールユニットやデータロガーも自社開発されていて、このあたりは複数のファンを同時に使用することの難しさと、一般ユーザー向けを想定したコストダウン、両方に対する努力が見られるところだ。
1988年生まれ。大学在学中に学生フォーミュラに参加し、卒業後は自動車業界を経験。現在はモータースポーツを主軸とする技術ジャーナリストとして活動する。学生フォーミュラを起点に、競技車両の設計思想や製造の現場、競技を支えるエンジニアの思考を取材・執筆。技術と競技のあいだにある「それを作る人たちの思考」に関心を持ち、現在は国内外のレース車両開発や人へと取材領域を広げている。









“学生フォーミュラ2023 富士エアロパフォーマンスセンター|小型簡易風洞と空力開発フローの補完” に対して1件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。