口火を切った帝京、リスク回避の京工繊

朝から断続的に強い雨が振ってコース上にはしっかり水が乗った。8時からオートクロスのAMセッションが始まったが、上位チームはこの路面を警戒してほとんどのチームがステイ。中には「うちはもう午後に全振りする」というところも。

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そんな中、1番乗りで現れたのは車検から流れが来ている帝京大学。新品のウエットタイヤを履いてドライバーがスタート位置につく。少し長めにブリッピングをした後いよいよスタート、3年振りの動的審査は帝京の快音で始まった。ドライバーは「雨を走るのは昨日のプラクティスが初めてで、かなり緊張した」「山側は特に水が多くて滑りやすかった」「ハーフスロットルでも滑りだす感じで難しかった」とのこと。果敢にせめた結果、タイムは76.644sec。

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帝京の後にはホンダテクニカルカレッジ関東、山口東京理科が並ぶ。ホンテク関東は1アタック目からかなり攻めた走り1個目のスラロームに高い速度で入っていった。一方山口東京理科は1アタック目でスピン。その後も同じところでリアが流れるなどトラクションサイドが厳しい印象。

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そして、AMのオートクロス目玉は京都工芸繊維大学の登場。ライバルがステイする中、AMのセッション終盤に並んだ。こちらも新品のウェットタイヤを履いて、セカンドドライバーを乗せていた模様。「まずはエンデュランス出走権を得ることが目的」と話すように路面が不安定かつ、時間切れでタイムを残せないリスクを懸念しての選択。マシンは「ターンインでアンダーが出てるがタイヤはグリップしている」「トラクションも荷重が乗った後は安定して旋回出来ていた」と比較的良好な様子。水の上に乗ったところの粘りもあるらしく、ウェットに対するマシンの仕上がりは上々のようだ。タイムは66.231sec、上位勢はまずこのタイムを目指す。

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