80台上限・海外チーム復活
1月23日(月)12:30から2023 学生フォーミュラ日本大会のエントリーが開始される。昨年が2月1日だったのに対して1週間ほど早い。また今年はエントリーの優先順位や条件等も変更されている。
https://www.jsae.or.jp/formula/jp/SFJ/rules.php
今年は80台の参加台数制限が設けられ、海外チームの参加可能となった。これに伴ってエントリー優先順位も追加、変更となっている。優先順位1は国内チーム、順位2が海外チーム、順位3が先着順とされた。国内チームが優先順位1となったことで2021年にあったEVチームの優先枠も廃止されている。
途中辞退を含む昨年のエントリー数は69チーム、これに新規・復活チームの数を合わせると国内では80チームほどが参加申込みの可能性を有している。ちなみにその内20チームほどがEVチームになる見込みだ。
これだけを見ると国内のチームだけで上限に達しそうだが、近年のチームの動向を見るとこれらすべてのチームがエントリー出来るとは考えにくい。それによって空くであろういくつかの枠に海外チームが入ると見ていいだろう。蓋を開けて見るまでわからないが国内チームの数と優先順位を考えれば海外チームでの椅子取り合戦になるのは必至。
最後に海外チームが参加した2019年大会ではICV、EV合わせて27チームがエントリーしていて、バングラディッシュ、中国、インド、インドネシア、韓国、台湾、タイの7カ国のチームが参加している。現在知る限りではインドネシアの2チーム、タイの2チームが2023年大会への参加意思を示している。いずれも日本大会に複数回参加しているチームで有力だ。
参加申込開始にあたってはこれ以外の国からのエントリーも考えられる。特に中国からどのチームが参加してくるのかは国内チームにとって重要なところ。というのも2019年大会では中国のチームが上位に食い込んできており、今回参加となれば上位に来ることは濃厚。国内の上位チーム、特に2022年大会で上位にきたチームにとって総合順位争いの直接的なライバルになる可能性が高い。
エントリーは1月26日(木)14:00に締め切られ、優先順位によって80チームがPendingリスト、それ以外はWaitingリストに割り振られる。Pendingリストに入ったチームはその後、2月10日(金)に設定された支払期限までにエントリーフィーを支払うことになるが、ここで支払いが無いと辞退とみなされWaitingリストの上位からPendingリストへと繰り上げられる仕組みだ。
気になる初回のエントリーリスト発表は2月1日(水)、申込開始当日の各チームSNSにも注目したい。