スタッフたちも準備中

4日間のエコパ合同テストが終了。久しぶりに多くのチームが集まった合同テストに挑む学生たちの裏ではこのテストひいては本大会を運営するスタッフたちの戦いもあったようだ。今回の合同テストに動員されたスタッフの数は1日当たり160名。しかもスタッフのほとんどは支援企業から派遣されたボランティア、お昼に出るお弁当とお茶で炎天下テストの運営に当たっている。この記事ではこの合同テストを運営しているスタッフに焦点を当てる。

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『見た目は走れるがルールチェックすると・・・』

車検、学生たちにとっては厳しく険しい門番といったところか。これを突破しないとコースへと進むことは出来ない。もちろんこれは偏にコンペティションを公平公正、そして安全に進めるために必要なゲート。この合同テストに参加した車検スタッフは「総じてマシンの完成度(車検適合度合)は50点以下。上級生からの技術移管が出来ていない。」「見た目は走れるがルールチェックするとダメなところが多い。」「フレーム修正が必要なチームもこれまでよりも多い。」2年のブランクが及ぼす影響を厳しく語る。

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一方、ブランクがあるのは車検スタッフも同じようで「車検員の教育も苦労した」「初日の1時間でレクチャーした後、実車を教材にして実地訓練をしたがこの4日間で車検員もやっと独り立ち出来るところまできた。」と話す。また今年ルールがかわった箇所に触れ「SES構造計算書類と実車が異なるチームが見受けられた、大会本番に向けて正しい姿にしてきたほしい」と付け加えた。

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『思ったような練習が出来なかった』

競技をコントロールする仕組みはF1やSUPER  GT等のモータースポーツと同じだ。学生フォーミュラの場合はパイロンコースだが、要所にポストが設けられコースマーシャルが配される。コース管制からの指示で彼らがコース上の出来事を全て処理する。パイロンタッチの報告やパイロンの修正、コース清掃、オイル処理やストップ車両の撤去等マシンが走る中でもやることが多くしかもそれらは同時進行で進められるのだ。

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