2022 関西合同テスト

エコパ合同テストから1週間、大阪は泉大津フェニックスで関西合同テストが開催された。京都工芸繊維大学、大阪大学、神戸大学等6チームが参加。当初はもう少し参加チームがいたようだが、トラブル等で直前にキャンセルされている。泉大津には大会と同様なコースが設営された。ただし、所々コース幅が異なったり路面の状態も異なるためあくまでも「目安」といったところ。

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エコパ合同テストをトップタイムで終わった京工繊はエンデュランス想定のロングランを実施。大会時と同様に途中ドライバー交代含む連続20周を走ることを目指したが、数回行ったロングランはいずれも途中で冷却系トラブルで「連続走行」とはいかなかったようだ。また燃料にも不安要素があるらしく、タンクを改造しているとか。ドライバーは「10周の後半で前後ともグリップが落ちてくる」と話し、その後エンジニアがロングラン向けのタイヤ内圧をトライ。「こっちの方が良かった」とドライバーは好感触、タイムも安定していた。今日のベストタイムは61.8sec。

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8月7日にシェイクダウンしたばかりの阪大のマシンにはノーズコーン、サイドポンツーン、ブレーキダクト等が追加された。またエコパの時にはOhlins製だったダンパーは新しいTEIN製に変更されている。阪大も京工繊同様前日にテストを実施して、そこでマシンセットが良い方向にいったとのこと。「エコパではフロントのしっかり感があって、逆にリアの弱さが気になって苦労した」「(エコパの後)いろいろ変えて昨日調整した結果前後のバランスは良いところにきた」という。

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また阪大のタイヤコンパウンドが新しいR20に変更されていた。阪大は10インチタイヤに変えてから京都大学や京工繊と同じLC0を継続的に使ってきたと思われ、ここに来て大きな変更だ。それもあってか今日の走行はほとんどの時間をスキッドパッドでのセッティングに割いた。リアキャンバーやリアのARB等リア周りのセット変更が目立った印象。最後に周回コースでアタックしてベストタイムは61.9sec。走行メニュー、条件は異なるが京工繊の真後ろまで迫ってきた。

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