2021 エコパ合同テスト#1 PMセッション

ウェット、ダンプでスタートした午前の走行も次第に陽も出てきて、午前の最後にはほぼドライに。各チームはAMセッションを終えて1時間のインターバルに入った。

ここで無事合同テストデビュー果たした各ルーキードライバーに感想を聞いた。

名工のルーキーは「元々ブレーキが弱い(苦手)のと、アクセルが雑なところが顕著に出てスピンしてしまった。パイロンも倒しまくったので午後に向けてはもっと滑らかに走れるように準備をしたい」とのこと。午前の途中、1コーナーから2コーナーの間ではこのコース初めてとは思えない鋭い走りをしていた彼。パイロンタッチ多くそれ以降は少し大人しくなってしまったが、根本にある元気さ、鋭さに今後も期待したい。

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「もっとちゃんとコースを覚えてから来るべきだった」「カートコースと違って水の溜まり方が不規則、レコードライン上ではないところに溜まっていて滑るところの予測が難しかった。」と話すのは岐阜大のルーキードライバー。初めてが濡れたコンディションにスリックタイヤという難しい組み合わせでのスタートで、スピンもしたようだが、そのままターンして戻ってくるなど素人感はあまりない印象。話を聞いた彼以外に計3名の新人が乗ったようだ。

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岐阜大がハブトラブルの対応によって遅れるも、それ以外のチームはPMセッション開始前からマシンを待機させる。名工、京工繊は午前同様のUsedタイヤ、もう1チームは午後の頭からNewを投入した。

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ドライバー全員が合同テスト初めての京工繊はドライバーを変えながらエンジンセット、サスセットを試みた様子。事前のテストからアンダーステアに悩んでいるらしく、この日も終始その課題に取り組んでいた。エンジン変更による重配、重量変化に対する対応をしてきたようだがそれでも足りなかったようで、「曲がり始めたところからずっとアンダー、現状(リアがフルハード)でも治らない」とのこと。一方で右右のあとの左ではリアがスナッピーらしく、外から見ていてもスキール音が大きい。まだまだベースのバランス取りに苦労しそうな状況だ。

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少し風も出てきてそろそろ路面が冷え始めそうといったタイミングで名工はNewを入れる。前エースを載せてNewグリップの確認に向かう。Usedでは62.7secが出ていて61sec、あわよくば60secを狙いに行きたいところだったが、一撃目は不発。その後も何度かトライするがタイム上がらず。加えてエアロを増やしたことによりエンジン冷却に問題が発生。当初付く予定だったオイルクーラーも未搭載で、フルパフォーマンスとは行かなかったようだ。

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アタックした前エースドライバーは「2周ウォームアップのあとにアタックに行く予定だったがタイヤが来てない」「表面のグリップだけでももう少しいくと思ったが(グリップ)が来なかった」と話す。そしてこの日最後にアタックに行った名工だが、1コーナーでステアリングトラブル発生。チーム、ドライバーとしては不完全燃焼でこの日を終えた。

「昨年からフロントのグリップをどう作るか、というのが課題だった」と話す名工は新車にステアリングジオメトリーの変更を加えて持ち込んでいたようだ。昨年はスキッドパッドをターゲットに設定したが低速低荷重コーナーでうまくフロントが使えていなかったため、そこに変更を加えたとのこと。「効果とトレードオフも確認できた、それ以外の部分(UMP等)でもアジャストしていきたい」と話す。

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昨年横浜国立大学が大きくつけて効果を得たアンチダイブについても今後変更していく予定だとか。その他にもいくつかネタを持ってるようで名工の装弾数はかなり多そうだ。

photos by  @reg_power