学生フォーミュラ2021|エコパ合同テスト#3 AMセッション
昨日とは変わって曇天でのスタートとなった合同テスト#3、風もあって余計に寒さを感じる。
強豪校はルーキーのチェックから走行を開始、すぐにベテランドライバーに交代して同様にチェック。前回のテストから高速コーナーのアンダーステア対策を施してテストに臨んでいるとのこと。前情報ではエアロを変更するとのことだったが、実際にはフロントウイングが2019年スペックに戻されていた。「(前回テストした)昨年新しく作った羽根は冷却に悪さが出て搭載を取りやめた。」とのこと。このシビアな決断が出来るあたりはさすがだ。AMのベストはベテランドライバー、フレッシュなタイヤで1分00秒8。ドライバーは「前回から良くなってはいるが、まだクルマ的には怪しい(速さは足りない)」だそうだ。
昨日、実はタイヤトラブルが発生していたチームもあった。走行中にライドハイトが低下、帰ってきたら右リアのパンクが判明。急遽大学にストックしてあったタイヤを持ち込んで今日のテストに臨んでいる。「とりあえず穴が開いてないタイヤを持ってきたので何とか走れそう。」とのこと。こちらもベテランドライバーを乗せて足回りのセットをトライ。バネ系に加えてレイクも変えていた様子。タイムは1分17秒5でAMを終えている。午後に向けてはルーキーの走行距離を延ばしにいくとのこと。
新しく合同テストに参加したチームは走り出しからエンジンプッシュの症状に追われ、スロットル周りを見ていたようだ。シフター系の適合にも課題があるようで、現状立ち上がりでもたつくとのこと。外から見る限りクルマ的なバランスはおかしくない、ペースが上がって来たところでどうか気になるところ。タイムは1分17秒台、18秒台あたり。
1988年生まれ。大学在学中に学生フォーミュラに参加し、卒業後は自動車業界を経験。現在はモータースポーツを主軸とする技術ジャーナリストとして活動する。学生フォーミュラを起点に、競技車両の設計思想や製造の現場、競技を支えるエンジニアの思考を取材・執筆。技術と競技のあいだにある「それを作る人たちの思考」に関心を持ち、現在は国内外のレース車両開発や人へと取材領域を広げている。







