学生フォーミュラ2021|エコパ合同テスト#3 PMセッション
AMからコンディションは変わらず肌寒い中で開始したPMセッションだが、各チームトラブルが相次いだ。
PM開始1時間、速さを見せていたチームにシフターの溶接剥がれが発生。急遽他校の工房に持ち込む事態となった。このチーム、前回はステアリング系に同様な溶接のトラブルが出ており、この手のトラブルが続いている。またシフターのトラブルが出る前には、カムセンサー周りを何度も確認して増し締めする姿が見られた。速さが出ていただけに勿体無い。修復を終えてコースに戻ってきたのは走行終了10分前。ルーキーでラスト1本走って走行を終えた。タイムは午前から更新されず、トラブル前に計測した1分01秒5がPMのベストタイムとなった。
そして開始1時間半したところでエンジンがギクシャクしながらも周回を重ねていたチームにも駆動系のトラブルが発生する。デフ周りを走行の合間に確認、増し締めしながら走行を続けていたようだが、走行中に異音が発生。ドライバーが自らコース上で車両を止めることとなる。デフケースを止めるボルトが破断、脱落があったようで一時コース全周がチェックされた。その後、修復し走行終了40分前にコース復帰。最後はトラブル前のペースに戻して1分15秒を記録している。
他2チームがトラブル対応に時間費やす中、コース占有状態となった1チームは今回ドライバーセレクションも兼ねているとのこと。事前に走るタイミングを決めて、所定の走行時間の中でドライバーにチャンスが与えられたようだ。午後になってバネ系のセットに加えて、キャンバーをトライ。「全体的にグリップアップした印象だった」とドライバーが話す通り前回のタイムを若干更新して1分12秒5でこのテストを終えた。
噂では次回3/20の合同テストを終えると6月まで合同テストの予定はないとか。それもあってか、次回は多くのチームが参加すると見られている。
1988年生まれ。大学在学中に学生フォーミュラに参加し、卒業後は自動車業界を経験。現在はモータースポーツを主軸とする技術ジャーナリストとして活動する。学生フォーミュラを起点に、競技車両の設計思想や製造の現場、競技を支えるエンジニアの思考を取材・執筆。技術と競技のあいだにある「それを作る人たちの思考」に関心を持ち、現在は国内外のレース車両開発や人へと取材領域を広げている。







