工学院と富山が好調さを見せ、千葉もそれに続く【茂木合同テスト】

7月23日午前は予定を繰り上げて9時30分から走行を開始。工学院、そして富山大学の順にブレーキテストをクリアしてスキッドパッドに進み、先日の富士テストでシェイクダウンを完了した東京大学もこれに続いた。

富士で好調に走行を重ねた工学院、走り出してからタイヤ内圧確認しながら走行を続ける。途中、タイロッド用ブラケットを交換するように見えたが作業を取り止め、キャンバーに変更。「タイヤはきれいに使えるようになったが、タイムが上がらない」「今日はステアリングのレシオを確認しに来たが、その段階にない」「キャンバーと内圧でベースを確認してからステアリングのレシオ確認をしたい」とのこと。ドライバーは「先輩にアドバイスもらいながら確認しているが、今まだちょっとリアが勝っていてフロントが逃げていく感じ」「一発目走ってキャンバー変えてから良くはなってきた」という。またコンディションについては「日差しは強いが、気温はそこまで高くないのでタイヤも問題ないし、ドライバー的には問題ない」とのこと。

工学院に続いて快調なのは富山大学。昨年大会で一気に上位の仲間入りを果たしたこのチーム、今年もシェイクダウンは早くプライベートテストも充実している印象。富山大学は走り出しいきなりNewタイヤを投入させた。その意図についてドライバーは「8月7日~9日で開催されるエコパのテストに向けて確認するのが狙い」「もう1セットNewタイヤが届くのでここで入れてもいいかなと思って入れた」と話す。似たような話が昨年の支部合同テストでも起こっている。昨年彼らは8月の支部合同テストで何としてもタイムを残したいという思いから、ライバルに先んじてNewタイヤを投入。トップタイムとまでは行かなかったが、それまでいたタイムランクから大きくポジションを上げる結果となった。今回のテストの目的は主に燃調を合わせることだという。「エキパイを変えてきたが、昨日一昨日やっと完成した状態でシャシダイも回せていない」「6000~7000回転にトルクに谷があってそれを対策してきた感じ」「まだ組み付けたばかりだが、効果を体感出来ている」と好感触な様子。

※残念ながら昼休憩直前に富山大の新エキパイは排気漏れで交換に

メインスイッチと燃料ポンプに電装系のトラブルを抱える千葉大学、「配線が上手く繋がっていないところがあって、走れる状態にない」と話していたが、午前のセッション終了20分前にブレーキテストに進み、走行を開始した。今回のテストメニューは富士で改題になったアンダー対策らしく「前回の富士で低速で曲がっていけないところがあった」「フロントの主バネを一段柔らかいものにして確認したい」とのこと。日本大学生産工学部も午前最後の枠でブレーキテストを完了、スキッドパッドに進んだ模様。その後スラローム走行もして午後からに期待が持てる。それ以外のチームはドライバーを乗せて準備をするも、走り出せないでいる様子。午後からマシンをコースに送り出せるか注目したい。